(1)什器の置かれる期間や環境を確認する
什器の置かれる環境は、強度や材質えらびに大きく影響します。
例えば、室内でも非常に高温になる可能性があるのであれば、それを想定したディスプレイ作りを行う必要があります。
(2)コストを検討する
什器を置く場所や用途によって材料が変わるのは(1)で述べたとおりですが、材料によってコストを調整することも可能です。
たとえば、什器の躯体となる強度の必要な箇所にはアクリルを使い、表面やPOPなどはPETや塩ビを使用することで、コストを抑えることができます。
(3)技術的な視点でデザインを確認する
デザインは素敵でも、耐久性や用途によって、見直しが必要なケースがあります。
企画・デザイン会社様であれば、クライアント様にデザインを提案する前に、必ず私たちにご相談ください。
技術的な破綻がないか、チェックさせていただきますので、ご相談ください。
(4)量産の有無を想定する
「最初は数点の什器を置いてみて、評判がよければ100個以上の量産したい」
そんな計画を検討されていませんか?
意外に見落としがちなのが、少数の時には問題のなかった仕様が、量産時に問題になり得るということです。
ご発注時に、将来的には「量産に耐えうるもの」であることを想定して作成しておく必要がありますので、ご注意ください。
(5)試作を作り、課題がないかチェックする
デザインや材料などを決まったら、実際に試作品を作ります。
この時、充分に課題を洗い出す必要があります。
ここでの確認を見落とすと、後々量産の際に大きなトラブルをまねく場合がありますので、あらゆる場面を想定して、確認を行う必要があります。
Mr.アクリル
什器製作のご参考にお役立てください!